エミール=アントワーヌ・ブールデル

BOURDELLE, Émile-Antoine
1861-1929

作家略歴

フランスの彫刻家。モントーバンに生まれる。1884年、パリ国立美術学校の入学コンクールで2等賞を受賞する。93年、ロダンの元で下彫り彫刻家として働き始め親交を結ぶ。1908年に独立すると、翌年に代表作となる《弓を引くヘラクレス》を制作した。同年よりグランド・ショミエール美術学校で彫刻指導を始め、ジャコメッティらに教えた。13年に完成したシャンゼリゼ劇場では、ファサードのレリーフと内部のフレスコ画を制作した。《ラ・フランス》(1925)のような記念碑のほか、ベートーヴェンをはじめとする著名人の肖像も手掛けた。古典的な様式に倣いながら生命感にあふれ、建築的ともいえる量感ある造形を特徴とする。

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