森山安英

MORIYAMA, Yasuhide
1936-

作家略歴

画家。北九州市に生まれる。佐賀大学中退後、1968年に「集団蜘蛛」として活動を開始。間もなくメンバーが3人に少数精鋭化すると、既存の美術団体や権威のみならず、周囲の前衛作家すらも標的とし、あらゆる芸術表現を否定するパフォーマンスを繰り広げた。デモ中の逮捕と裁判を経て、73年にその過激な運動は幕を閉じた。15年間にわたる沈黙ののち、88年に突如として銀一色の油彩シリーズを発表。一時は描くこと自体を否定したような作風に至ったが、「非在のオブジェ」「レンズの彼岸」など連作を重ねるにつれて次第に絵画的な要素を取り戻していき、具象的な作品も制作した。2018年、当館で大規模回顧展「森山安英 解体と再生」が開催された。

この作家の作品一覧[全2件]

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