舟越保武

FUNAKOSHI, Yasutake
1912-2002

作家略歴

彫刻家。岩手県に生まれる。高村光太郎編訳『ロダンの言葉』を耽読し、彫刻家を志す。1939年、東京美術学校(現 東京藝術大学)彫刻科を卒業する。同年、柳原義達、佐藤忠良らと新制作派協会彫刻部を創立。この頃から、独学で石彫刻に取り組む。62年、高村光太郎賞、72年に第3回中原悌二郎賞を受賞する。73年、ローマ法王より勲章(大聖グレゴリオ騎士団長)を叙勲される。87年、74歳で脳梗塞に倒れながらも、左手でデッサンや彫刻の制作を続ける。晩年は佐藤忠良との二人展が日本各地で開催され、99年に当館へも巡回した。カトリック信仰に裏付けられた内面性を重んじる石彫作品を制作し、戦後の具象彫刻を代表する作家のひとりとして活躍した。

この作家の作品一覧[全3件]

件ずつ表示

PageTop