辰野登恵子

TATSUNO,Toeko
1950-2014

作家略歴

画家、版画家。長野県に生まれる。東京藝術大学在学中よりグループ展に出品し、1973年には村松画廊(東京)で初個展を開催する。翌74年に同大学院修士課程を修了。コンセプチュアル・アートの隆盛下、格子や横罫などの反復される形に基づくシルクスクリーンを制作。78年から再び油彩やアクリルによる絵画制作に取り組むと、花柄や波型、小さな長方形を連ねた菱形などのフォルムが現れる。80年代後半からは丸や四角など、単純な形を華やかな色彩で大胆に描いた。96年、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。没後の2018年に開催された「辰野登恵子 オン・ペーパーズ」では、版画やドローイングなどに焦点を当て、その画業が再検証された。

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