ピエール=オーギュスト・ルノワール

RENOIR, Pierre-Auguste
1841-1919

作家略歴

フランスの画家。リモージュに生まれる。13歳で磁器の絵付工として働き始め、彫刻家カルエットのもとで素描や装飾美術を学ぶ。1861年、シャルル・グレールの画塾に入り、シスレー、モネらと交流。画塾仲間と戸外制作をし、バルビゾン派の画家ド・ラ・ペーニャと出会い影響を受ける。62年、パリ国立美術学校に入学。74-77年の印象派展に出品したのち同展から離れる。79年のサロンで成功するも行き詰まりを感じ、81-82年にアルジェリアとイタリアに旅行する。東方趣味と古典主義への回帰を特徴とする模索の時代を経て、90年代以降に華やかで奔放な筆致と量感を兼ね備えた独自の様式を確立した。愛らしい女性像や豊満な裸婦を得意とし、彫刻、邸宅の装飾画なども手掛けた。

この作家の作品一覧[全1件]

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