村岡三郎

MURAOKA, Saburo
1928-2013

作家略歴

彫刻家。大阪市に生まれる。1950年、大阪市立美術研究所を修了する。65年、第1回現代日本彫刻展(現 UBEビエンナーレ)でK氏賞を受賞する。69年、信濃橋画廊で初個展を開催する。「国際鉄鋼彫刻シンポジウム-YAHATA’87」で《鉄の墳墓》を制作する。90年、遠藤利克とともに第44回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品する。鉄を主な素材とし、70年代より、重力、熱、光、音といった現象を造形に取り入れた。物質の熱現象をテーマにした80年代半ば以降は、塩、硫黄、酸素ボンベなどを用いた作品やインスタレーションにより、生命と物質の根源的な関わりを強く意識した創作を行った。日本で最も早い熔断彫刻の作例でも知られている。

この作家の作品一覧[全1件]

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