ピエール・ボナール

BONNARD, Pierre
1867-1947

作家略歴

フランスの画家。フォントネー=オー=ローズに生まれる。パリ大学で法律を学ぶかたわら、1887年に画塾アカデミー・ジュリアン、89年にはパリ国立美術学校に入学。この間にドニ、ヴュイヤールらと知り合い、ナビ派の結成に参加する。90年代、ポスターや『ルヴュ・ブランシュ』誌などの挿絵、装飾パネルなどで浮世絵版画に見られる表現の転用を試みた。91年、ポスター《フランス=シャンパーニュ》の成功により、法律の仕事を辞め、制作に専念するようになる。1907年の初めての南仏旅行後、パリ近郊と南フランスを制作の拠点とし、風景画を描くようになる。10年以降、室内や庭園、浴室にいる妻マルトなど身近な情景を題材に、色彩そのものの美を追求し、「色彩の画家」と称された。

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