「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」

作家名	UTAGAWA, Kuniyoshi　歌川国芳　1797-1861
制作年	1828-33頃
発行	加賀谷吉右衛門
素材・技法	錦絵
Title	“One Hundred and Eight Heroes of the Popular Water Margin”
Publisher	Kagaya Kichiemon
Material/Technique	polychrome print
Date	c. 1828-33
作品解説	中国の長編小説に想を得たシリーズ。豪傑の一人一人をクローズアップした錦絵は当時珍しく、また、登場人物の身体に描かれた鮮やかな彫物は、江戸の若者たちの間に刺青ブームを巻き起こした。本作で一躍人気絵師となった国芳は、続けて、日本の英雄たちが妖怪退治をする「本朝水滸伝」シリーズを発表した。

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	UTAGAWA, Kuniyoshi
	1797-1861
作家略歴	浮世絵師。幼名は芳三郎、俗称は孫三郎。号は一勇斎、朝桜楼など。初代歌川豊国に入門し作画を始めるが、しばらく不遇の時代を過ごす。1827年頃より刊行された「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」と題する武者絵のシリーズで人気が急騰、勢いを得て「本朝水滸伝八剛勇百人一個」ほか多数の武者絵を発表した。大判三枚続の大画面でダイナミックに展開する武者絵のほか、奇抜でユーモアに富んだ戯画や風刺画など新境地を開いた。また、風景画や美人画、役者絵など幅広いジャンルを手掛けた。無類の猫好きとしても知られ、猫を擬人化した戯画や、猫を題材にした作品も多く知られる。親分肌で面倒見もよく、数多くの弟子に慕われた。