『Ten Winter Tools』

作家名	DINE, Jim　ジム・ダイン　1935-
制作年	1973
発行	ピーターズバーグ・プレス、ニューヨーク
素材・技法	リトグラフ
サイズ（cm）	70.7×55.3（紙寸）
Title	“Ten Winter Tools”
Material/Technique	lithograph
Date	1973
Size (cm)	70.7×55.3 (sheet)
作品解説	祖父と父親が金物屋を営んでいたダインは、幼い頃から様々な工具に親しんでいた。彼にとってペンチやスパナは、単なる物体というよりも、つねに道具を用いてきた人類の歴史や手そのものと結びつく。ものを作り出す創造性のシンボルともいえる道具を、ダインは人間のような性格を帯びたものとして繰り返し描いた。

北九州市立美術館　所蔵品検索

	DINE, Jim
	1935-
作家略歴	アメリカの画家、版画家、彫刻家。オハイオ州シンシナティに生まれる。シンシナティ大学、ボストン美術館学校、オハイオ大学などで学んだのち、1958年、ニューヨークに移る。絵画や彫刻制作のほか、クレス・オルデンバーグらと知り合い、早い時期からハプニング（街なかなどで行われるパフォーマンス）を試みた。60年、ニューヨークで初個展を開催。大工道具やバスローブなどの身近なものを繰り返し描いたことから、ポップ・アーティストと呼ばれることもあるが、本人はそれを拒否した。ありふれたものを描いても没個性におちいることなく、あくまでそれを使用する人間やその身体を比喩的に表現した人間性の追求が制作のテーマとなっている。