Photo:Katsuaki Sato

電球

作家名	OKAZAKI, Kazuo　岡崎和郎　1930-2022
制作年	1998
素材・技法	石膏
サイズ（cm）	10.0×15.0×8.7
Title	Light Bulb
Date	1998
Material/ Technique	plaster
Size (cm)	10.0×15.0×8.7
作品解説	電球の外側を型取って台座をつくり、その電球の内側空間に石膏を流し込み型取りしたオブジェを台座の窪みに乗せる。オブジェと台座の間にはガラスの厚み分の隙間が生まれ、ガラスの存在で保たれていた外側と内側の「境界」が抜き取られている。1963年より電球をモチーフとした制作を開始し、様々な形態として展開された。

岡崎和郎

	OKAZAKI, Kazuo
	1930-2022
作家略歴	彫刻家。岡山市に生まれる。早稲田大学、同大学大学院で美術史を学ぶ。在学中より鉄彫刻の制作を開始する。1958年から読売アンデパンダン展に出品を始める。62年から「Who’s Who」シリーズを、63年から「御物補遺」の概念を構想し、電球や人形などを反転させたオブジェの制作を開始する。66年、東京画廊で初個展を開催。翌67年、マルチプル・オブジェを制作する「OKAZAKI GIVEAWAYS」を発足する。69年、銀座に「サプリメント・ギャラリー」を、78年には新宿に「岡崎和郎サプリメント・ギャラリー」を開設する。70年代から「HISASHI」シリーズを開始。94年、奈義町現代美術館の展示室「月」に《HISASHI－補遺するもの》が恒久設置される。2016年には当館で大規模な個展を開催した。