THE CAVE（1/5）

作家名	ISHIKAWA, Naoki 　石川直樹　1977-
制作年	2008
素材・技法	クロモジェニック・プリント（発色現像方式印画）
サイズ（cm）	90.0×112.0（5点組）
Title	THE CAVE（1/5）
Date	2008
Material/ Technique	chromogenic print
Size (cm)	90.0×112.0（set of 5）
作品解説	北九州市小倉南区の平尾台の東端に開口し、国の天然記念物に指定されている千仏鍾乳洞。石川は、その地下を流れる水を血液に例え、普段は見えない水の存在こそが、この地の豊かさの象徴と得心する。数千万年かけて作られた自然の造形をわずかな光で捉えた本作からは、静謐な空間に響く水声が聞こえてくるようである。

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	ISHIKAWA, Naoki
	1977-
作家略歴	写真家。東京都渋谷区に生まれる。2003年、エプサイトにて初個展「for circumpolar stars 極星に向かって」開催。2008年、『NEW DIMENSION』、『POLAR』により日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞受賞。2011年、『CORONA』により土門拳賞受賞。2016年から19年にかけて、大規模個展「この星の光の地図を写す」開催。2020年、『EVEREST』、『まれびと』により日本写真協会賞作家賞受賞。文筆にも定評があり、2008年、『最後の冒険家』で開高健ノンフィクション賞受賞。過酷な極地から都市の混沌に至るまであらゆる場所を旅し、人類学や民俗学などにも関心を寄せながら独自の視点で写真を撮り続けている。