「水天」1

作家名	AOKI, Noe　青木野枝　1958-
制作年	2007
素材・技法	エッチング、ドライポイント・紙
サイズ（cm）	100.0×100.0
Title	Suiten 1
Date	2007
Size (cm)	100.0×100.0
作品解説	鉄による大型彫刻を手掛ける青木は、本来鉄は半透明だと言う。生命の象徴として、初期は卵や種子をイメージさせる鉄の彫刻を手掛けていたが、2000年頃から「水」を意識的に捉えた表現を展開。光を浴びて透明にも半透明にもなる水。鉄と水、両者のイメージの共鳴が流れ落ち、降り注ぐ様子として本作にも反映されている。

青木野枝

	AOKI, Noe
	1958-
作家略歴	彫刻家。東京都に生まれる。1983年、武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。87-97年まで、若林奮のアシスタントを務める。初期から一貫して、鉄を素材としたインスタレーションを制作し、細く溶断した鉄を溶接して制作される軽やかな形態は、従来の鉄の彫刻の概念を覆した。90年、第1回北九州ビエンナーレに出品。97年より彫刻と並行して版画作品も発表。2003年、第33回中原悌二郎賞優秀賞を受賞。13年、毎日芸術賞を受賞。90年代後半から各地で大規模な個展を開催し、越後妻有トリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭、あいちトリエンナーレなどにも参加。パブリック・アートとしても各地に作品が設置されている。