小倉縞木綿帯奔流

作家名	TSUIKI, Noriko　築城則子　1952-
制作年	2013
素材・技法	木綿
サイズ（cm）	500.0×35.0
Title	Kokura Stripes, Torrent
Date	2013
Material/ Technique	cotton
Size (cm)	500.0×35.0
作品解説	築城による小倉織は、35センチ幅に約2,200本の経糸（たていと）を使用する。江戸期の作例が残る伝統的な小倉織が、一定の幅の縞の繰り返しを特徴とするのに対し、本作は端から端まで繰り返しのない圧巻の色彩表現とデザイン性を持つ。染料には藍、ヤマモモ、エンジュが使われている。第47回日本伝統工芸染織展京都新聞社賞受賞作。

築城則子

	TSUIKI, Noriko
	1952-
作家略歴	染織家。北九州市に生まれる。早稲田大学第一文学部に入学するが、染織を志して1974年に中退、北九州市の染織研究所に通った後、沖縄県久米島、長野県松本市などで紬織を学ぶ。84年、小倉織の復元に成功し、翌年の日本伝統工芸展に初出品・初入選した《小倉縞木綿帯連》が注目を集める。94年、絹や木綿の強撚糸を用いる薄手の布「小倉縮」を復元。95年、遊生（ゆう）染織工房を設立する。96年、人間国宝北村武資による重要文化財「羅」伝承者養成研修者に選ばれる。2005年、第25回伝統文化ポーラ賞受賞。14年、当館で個展を開催。国内外の美術館に作品が収蔵され、染織以外にもデザインや版画、アートディレクションなど多岐にわたる活動を行っている。