雪

作家名	VLAMINCK, Maurice De　モーリス・ド・ヴラマンク　1876-1958
制作年	1935
素材・技法	キャンバスに油彩
サイズ（cm）	50.0×61.0
Title	Snow
Date	1935
Material/ Technique	oil on canvas
Size (cm)	50.0×61.0
作品解説	1920年代、フランス北部に移り住んだヴラマンクは、寒村の雪景色を何度も描いた。嵐の訪れを感じさせる空、白と黒と藍色を基調とした暗い色彩、激しいコントラストはヴラマンクの代表的な画風であり、孤独感や苦悩が劇的に表現されている。

モーリス・ド・ヴラマンク

	VLAMINCK, Maurice De
	1876-1958
作家略歴	フランスの画家。パリに生まれる。独学で絵を描くかたわら、自転車競技やボート競技に出場し生計を立てる。1900年、兵役休暇中にドランと出会い、退役後はシャトゥーにアトリエを借りて共同制作を行う。01年にゴッホの回顧展を見て衝撃を受け画業にのめり込む。05年、マティスの誘いを受け、サロン・デ・ザンデパンダンやサロン・ドートンヌに出品。鮮烈な色彩と大胆な筆致から、批評家ルイ・ヴォークセルに「フォーヴ」と呼ばれる。08年頃からそれまでのフォーヴィスムの表現に代わって、セザンヌの様式を取り入れた構築的に画面を構成する作風へと展開。さらに、20年代に入ると白と黒を基調とした色彩で、よりドラマティックな表現へと変化した。