KUMANO

作家名	SHIRAKAWA, Yoshio　白川昌生　1948-
制作年	1993
素材・技法	鉄に亜鉛メッキ
サイズ（cm）	200.0×360.0×200.0
Title	KUMANO
Date	1993
Material/ Technique	zinc plating on steel
Size (cm)	200.0×360.0×200.0
作品解説	直方体、円板、円柱といったシンプルな形が接し、隣り合い、危ういようで堅牢な構造を成す。「円環」をテーマにしていた白川は、帰国後からシンプルな造形に取り組むようになる。万物を構成する要素としての単純で幾何学的な形態は、それらが連続し続けることで無限の空間を生む。それはまさに万物流転の姿である。

白川昌生

	SHIRAKAWA, Yoshio
	1948-
作家略歴	美術家。北九州市に生まれる。本名は芳夫。1970年、渡欧。81年、デュッセルドルフ国立美術大学を卒業（マイスター）。83年、写真資料を中心とした「日本のダダ―日本の前衛1920-1970展」をデュッセルドルフ市立美術館で企画し、反響を呼ぶ。同年、帰国。群馬県を活動拠点に、地域の歴史や文化に着目したパフォーマンスやアートプロジェクト、展覧会の企画を行う。並行して、『贈与としての美術』（2014）など積極的な執筆活動も行う。2014年、アーツ前橋で大規模な個展を開催。16年と19年、あいちトリエンナーレへ参加。「群馬の美術2017─地域社会における現代美術の居場所」（群馬県立近代美術館、2017）などに参加し、地域社会と現代美術との関わりを問う。