まちがってつかわれた机－水平・軸

作家名	UEMATSU, Keiji　植松奎二　1947-
制作年	1994
素材・技法	鉄
サイズ（cm）	140.0×220.0×150.0
Title	The Misused Desk - Horizontal, Axis
Date	1994
Material/ Technique	iron
Size (cm)	140.0×220.0×150.0
作品解説	鉄製の机と円錐というシンプルな組み合わせ。しかし、机の一方にだけ大きな円錐が乗っている状態は、いかにも不安定である。目には見えない「重力」と「構造」の関係が絶妙なバランスによって体現されている。本作は1994年、当館で開催された第3回北九州ビエンナーレに出品された。

植松奎二

	UEMATSU, Keiji
	1947-
作家略歴	現代美術家、彫刻家。神戸市に生まれる。関西を拠点に活動を始め、1975年に渡独。86年にデュッセルドルフと日本にアトリエを構え、行き来しながら制作と発表を行う。88年、ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。構造・存在・関係について「みえるもの」と「みえないもの」をテーマに、木、石、ロープ、布、金属などの素材を用い、重力や張力などの視覚化を図った表現を特徴とする。一貫したテーマながら、彫刻、インスタレーション、写真、映像、パフォーマンスなど表現活動は多岐にわたる。90年、第12回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で大賞を受賞。2003年、当館で個展を開催。13年、第38回中原悌二郎賞を受賞。近年も国内外で発表を続けている。