裸婦

作家名	WADA, Sanzo　和田三造　1883-1967
制作年	1915頃
素材・技法	キャンバスに油彩
サイズ（cm）	70.0×36.8
Title	Nude Woman
Date	c. 1915
Material/ Technique	oil on canvas
Size (cm)	70.0×36.8
作品解説	第1回文展に出品した《南風》と、第2回文展に出品した《煒燻（いくん）》が2年連続で最高賞を受賞した和田は、1909年に文部省美術留学生として、ヨーロッパに派遣される。この時の海外留学は7年に及び、フランスを主として、2年間のインド、ビルマ滞在を含んだ。本作は留学中に描かれた作品とされている。

和田三造

	WADA, Sanzo
	1883-1967
作家略歴	画家。兵庫県朝来市に生まれる。1896年、一家で福岡市に移る。福岡県立中学修猷館（現修猷館高等学校）。99年、上京し、白馬会洋画研究所で学ぶ。1901年、東京美術学校（現東京藝術大学）西洋画科選科入学。07年、第1回文展に《南風》を出品し最高賞を受賞、翌年の第2回文展でも連続して最高賞を受賞する。09年、ヨーロッパへ留学。シンガポール、インドなどに立ち寄り15年に帰国。32年、東京美術学校図案科教授となる。50年、日本芸術院会員に、58年、文化功労者になる。官展の審査員を歴任し、画壇の重鎮として活躍する一方、日本画、版画、色彩研究、染織、舞台美術、漫画、図案など多種多様な分野で活躍した。