作品 I

作家名	TAGAYA, Itoku　多賀谷伊徳　1918-95
制作年	1964
素材・技法	キャンバスに油彩
サイズ（cm）	193.5×130.5
Title	Work I
Date	1964
Material/ Technique	oil on canvas
Size (cm)	193.5×130.5
作品解説	多賀谷は1954年の渡欧を機にシュルレアリスム風から色面構成へ作風を転換した。6年後に再び渡欧し、アメリカ、メキシコも巡り彫刻やモザイク画に関心を深めた。特に仏シャルトル大聖堂のステンドグラスの色彩に注目し表現に取り入れた。本作もその一つで、色彩と形を散りばめた構図は、万華鏡を思わせる。

多賀谷伊徳

	TAGAYA, Itoku
	1918-95
作家略歴	画家。福岡県遠賀郡に生まれる。独学で油彩画を学び、36年、第1回九州美術協会展に出品。38年、第2回主線美術展に《海》が初入選する。同年、同郷の寺田政明を頼って上京し、豊島区のアトリエ村「池袋モンパルナス」の靉光、麻生三郎、松本竣介や瀧口修造、福沢一郎らを知る。39年、独立美術協会展に初入選。同年、美術文化協会に参加。44年、第5回美術文化協会展に《佛門（森の廃小乗寺）》を出品し、美術文化賞を受賞。46年、美術文化協会会員となる。戦後は、日本アンデパンダン展、日本国際美術展などに出品し、個展も精力的に開催した。また、77年、自宅近くに開窯し、陶磁器の制作も行った。