©NATSUYUKI NAKANISHI

作品－たとえば波打ち際にて　XIV

作家名	NAKANISHI, Natsuyuki　中西夏之　1935-2016
制作年	1985
素材・技法	キャンバスに油彩
サイズ（cm）	227.0×172.0
Title	Painting on the Edge XIV
Date	1985
Material/ Technique	oil on canvas
Size (cm)	227.0×172.0
作品解説	《作品-たとえば波打ち際にて》と題された連作のうち、最後に描かれた作品。中西は80年代、「遠隔操作」という意識のもと、吊るされた画布に長い柄をつけた絵筆で描くという特異な手法で油彩による連作を制作した。美術館における中西の初個展（1985年に当館で開催）出品作。

中西夏之

	NAKANISHI, Natsuyuki
	1935-2016
作家略歴	現代美術家。東京都品川区に生まれる。1958年に東京藝術大学を卒業。翌年、ペイントに砂を混ぜた絵画作品「韻」シリーズを発表する。62年頃から、日用品をポリエステル樹脂で固めた立体作品「コンパクトオブジェ」シリーズを制作。63年、第15回読売アンデパンダン展へ画面に無数のアルミ製の洗濯バサミを取り付けた《洗濯バサミは攪拌行動を主張する》を出品する。当時、「反芸術」と評された前衛的な活動を通じて多くの作家と交流をもち、高松次郎、赤瀬川原平とともに「ハイレッド・センター」を結成。街頭ハブニングや、舞踏グループとの交流におけるパフォーマンスなどにより注目を集め、60年代美術の旗手となった。85年、当館で個展を開催し、80年以降の全油彩画を展示した。