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久慈琥珀_原石類_琥珀とヒスイ

名称ヨミクジコハク_ゲンセキタグイ_コハクトヒスイ
地域小久慈町
所在地岩手県久慈市小久慈町19-156-133
解説ヒスイは漢字で「翡翠」と書き、「空を飛ぶ宝石」とも称されるカワセミと同じ名前を持つ。「ヒスイ」と呼ばれる石には、“硬玉(ジェダイト)”と“軟玉(ネフライト)”があり、両者は見た目が非常に似ているため区別せずにヒスイと呼ばれるが、鉱物学的には全く異なるものである。硬玉は、硬度が6.5~7と非常に硬く重いのが特徴である。日本の遺跡から出土するヒスイ製品は硬玉で製作されたもので、緑色を代表する石ですが、白や紫、赤、黒など様々な色彩がある。日本で最多かつ最良のヒスイ原産地は新潟県糸魚川市周辺に限られる。世界最古級のヒスイ製品は、山梨県北杜市の天神遺跡から縄文時代前期末葉の土器とともに出土したヒスイ(硬玉)製の大珠である。
琥珀は、数千万年前の太古の樹木から流れ出た樹脂が化石化したものである。硬度は2~2.5、比重は1.08前後と柔らかく軽いのが特徴である。色彩は一般的には透明な飴色が想像されるが、白や黄、赤、褐色など、透明なものから不透明なものまで様々である。日本の代表的な原産地には岩手県久慈市や千葉県銚子市があげられ、古い時代からの利用が知られている。久慈産琥珀は約8500万年前に起源があり、赤みのある濃い赤褐色を呈するのが特徴である。

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