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近代化遺産_大川目町の恩賜郷倉
| 名称ヨミ | キンダイカイサン_オオカワメチョウノオンシゴウソウ |
|---|---|
| 地域 | 大川目町 |
| 所在地 | 岩手県久慈市大川目町第23地割 |
| 解説 | 郷倉は、昭和9年(1934)の凶作に際し、天皇・皇后両陛下の下賜金をもとに国庫支出金により東北地方の凶作に備えて設けられた。 この結果、岩手県では昭和11年までに既存の140棟の充実と、991棟の郷倉が新設された。この郷倉は、全県一律の設計・規格で建築され1倉10坪を標準に480万円の建築費で実施された。戦後には民間に払い下げになり現在に至っている。 木造平屋建て、平入りの出入口、2間巾で4.5尺の下屋が付く。壁は厚さ21mmの杉板を910mm間隔の柱間に嵌め込み、内壁腰部分に亜鉛鉄板を張り、防湿・鼠対策とした。屋根は杉柾葺きに改修されている。換気のため、小窓を床下・軒下・妻の外壁に配置している。外壁板を柱間に嵌め込み、強度を増している。60余年経った現在も使用に耐えられる状態である。 |
