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浜街道_川原屋敷の道標

名称ヨミハマカイドウ_カワラヤシキノミチシルベ
地域宇部町
所在地岩手県久慈市宇部町第17地割
解説宇部立仙は江戸時代の人で宇部家28代とされており、盛岡藩が拓いた牧場の御野医(獣医)の役職に安永年中(1772~1780)についている。
宇部地区は、岩手の沿岸を縦断する浜街道と、宇部・野田と盛岡をつなぐ沼宮内廻野田通(通称野田街道、塩の道)が交差する要衝の地であり、街道添いの追分碑は当時の交通史を知るうえで貴重である。
この庚申塔は追分碑を兼ねており、宇部立仙によって建立されている。他にも宇部町には立仙が建立した追分碑が和野・滝の沢・長坂・小倉の4か所にあり、道案内のための追分碑の必要性から建立したものと考えられる。

銘文:庚申塔 向みち 右小そて 左八日町 
    文政十三天 閏三月十五日 宇部立仙 平正徳

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