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久慈地方の牛方関係資料

名称ヨミクジチホウノウシカタカンケイシリョウ
所在地久慈市歴史民俗資料室(久慈市小久慈町第37地割32番1)、おらほーる:久慈市山村文化交流センター(久慈市山形町川井第13地割38番地)
年代近世~近世
指定年月日2025/11/07
解説「久慈地方の牛方関係資料」は、「塩の道」(久慈・野田街道)によって、岩手県沿岸部から内陸部に塩や海産物を運ぶ際に、牛を引き連れた「牛方」が使用した用具類である。
牛方の用具は主に、①「牛方の身支度用品」、②「牛の荷役用具」、③「牛の飼育用具」から構成される。「牛方の身支用具」として、牛方が身につけた「笠」・「みの」・「つまご」などがあり、「牛の荷役用具」は荷物を運搬する際の牛の装備品などである。「牛の飼育用具」は、物資の運搬に使役する牛たちを育てるために必要な用具である。
また、荷役の際には牛の群れを統率するために「ワガサ」と呼ばれるリーダーとなる牛が必要であったが、この「ワガサ」を決めるために牛の角を突き合わせ優劣を決める習俗があった。「角突き」「突き合わせ」「ベゴ突き」「ベゴ相撲」などと呼ばれ、牛方による荷役の運搬を構成する要素として重要な習俗であった。牛を使って物資を運搬した牛方は、他地域との物資の交易とそれに付随して様々な生活文化をもたらした。この牛方の活動に関わる資料は物資を運搬した街道に関わる交通史、運搬した塩や鉄等に関わる産業史、飼育した牛に関わる畜産業史など、人と牛の関わりを含めた歴史・文化を伝える貴重な資料である。

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