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鉄造三馬像懸仏
名称ヨミ | テツゾウサンバゾウカケボトケ |
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地域 | 大川目町 |
所在地 | 岩手県久慈市大川目町第1地割40 五坊観音堂 |
年代 | 江戸時代元禄2年(1689) |
指定年月日 | 市・昭和60年8月1日 |
解説 | 「懸仏」の名称は、その吊懸けられる形から明治以降につけられたものであるが、本来「御正体」と呼ばれ鏡の中に仏像や神像をあらわし、堂社に吊懸けられて信仰の対象にされたものである。 県内に300点をこえる懸仏が現存しているが、その約4分の3は仏像で、約1割が神像である。また信仰の発展にともなって異形の像の懸仏もあらわれ、三馬像懸仏は異形のもので、馬産地として蒼前さん(駒形神)信仰をあらわしたものとみられる。 鋳鉄製で三馬像を陽鋳する上部中央に吊懸の一孔があり、裏面は平板である。馬像をあらわす懸仏は珍しく県内唯一のものである。 銘文:元禄二年 ○○○ 奉掛 十二月十六日 ○田与三郎 |
サンプルワード | 指定文化財 |