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庚申塔

名称ヨミコウシントウ
地域侍浜町
所在地岩手県久慈市侍浜町向町第8地割国道45号県道侍浜夏井線分岐
年代嘉永元年12月吉日(1848)
解説嘉永元申年 久慈勇佐
庚申塔 願主 喜兵ヱ
(外六名の名あり)
十二月吉日
内容【庚申塔とは?なぜたくさんあるのか?】
庚申塔は、庚申塚ともいい、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のこと。道教の教えでは、人の身体の中には三尸(さんし)という虫がいて、60日毎に巡ってくる庚申(かのえさる)の日に人々が寝静まった夜、その虫が体内から出てきて天帝にその人の悪行を報告し、怒った天帝はその人を早死にさせてしまう。なので庚申の日は寝ないで夜通し起きて、三尸(さんし)が体内から抜け出さないようにする。これを「庚申待(守庚申)」という。このとき一緒に庚申待を過ごす人たちの集まりを「庚申講(講=信仰集団)」という。
この集会を3年18回続けた記念に建立したのが庚申塔(正式には庚申待ち供養塔)。

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