Kitakyushu Museum of Natural History and Human History
平家物語扇面貼交図屏風のうち「一行阿闍梨之沙汰」
名称 | 平家物語扇面貼交図屏風のうち「一行阿闍梨之沙汰」 |
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種別 | 絵画 |
時代区分 | 近世 |
年代 | 江戸時代 |
解説 | 平家の栄華が極まる一方で、平家打倒を企てる人々もいた。そのひとりが西行法師である。 加賀国における西行法師の息子と白山神社の対立から、白山神社は延暦寺に訴え、さらに延暦寺から後白河法皇へ訴えたが、なかなか審議は進まない。これにしびれを切らした延暦寺の僧兵は、神輿をかついで都へ乱入した。西光は、この混乱の責任は天台座主の明雲にあると法皇へ讒言した。西光の讒言により流罪となった明雲だったが、武装した延暦寺の僧たちが明雲を奪還した。 その昔、唐の高僧・一行阿闍梨は、楊貴妃との仲を玄宗高帝に疑われ流罪となった。受難の高僧として、明雲と一行阿闍梨とが重ねて語られる場面である。 |