犬形木製彫像

ME. No.1519
資料分類名彫像 Figure
現地名Jogu?
素材木、朱色顔料(原料不明)、白色顔料(石灰)、黒色顔料(木炭)
L.(㎝)68.2
W.(㎝)11.0
H.(㎝)13.4
地域区分メラネシア Melanesia
推定収集地1ニューギニア地域 ニューギニア島北西海岸 フンボルト湾 ナフリ/New Guinea, North West Coast of New Guinea Island, Humbolt Bay, Nafri
収集者南洋興発株式会社
寄贈者松江春次
執筆者1原田有里子・小田安珠
解説1 黒・白・朱の顔料で彩色された木製彫像。上の彫像は短い吻部や紡錘形の目、三角形の立耳、後方に伸びる尻尾から犬を象ったものと考えてよい。黒色に彩色された陰部の形状と膨らんだ腹部から、身ごもった雌犬に見える。ニューギニアでは、犬はトーテム動物の一種であると同時に食用にもなり、また猟犬として重宝されてきた。
過去に出品された展覧会「オブジェクト・リーディングー精読八景」(慶應ミュージアム・コモンズ、2021年8月16日~9月17日)
「ANIMARTIFACT-時空を越える動物-」(慶應義塾大学三田キャンパス図書館新館1F展示室、2019年1月18日~2月9日, 2月22日~3月7日)
本資料の掲載書籍南の會 1937『ニウギニア土俗品図集(上)』南洋興発株式会社、p.126 資料番号1065 第55図 1
慶應義塾大学文学部民族学考古学研究室 2019『ANIMARTIFACT-時空を越える動物-』 p.11
山口徹2022「民族資料を精読するー旧オランダ領ニューギニアの犬形木製彫像-」『国立民族学博物館研究報告』46(4): 543-563.
土俗品図集No.1065
類例掲載web(URL)https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nova_Guinea_-_Vol_3_-_Plate_19.jpg
類例掲載書籍van der Sande, G.A.J. 1907. Nova Guinea, Résultats de l’expedition scientifique Neerandaise à la Nouvelle-Guinée en 1903, vol. III: Ethnography and Anthropology (Reprinted). Leiden: Late E. J. Brill Publishers and Printers.

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