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木偶(女性)

ME. No.1
資料分類名彫像 Figure
素材木、白色顔料(石灰)
L.(㎝)17
W.(㎝)20
H.(㎝)83
地域区分メラネシア Melanesia
推定収集地1ニューギニア地域 ルイジアード諸島 ウッドラーク島/ New Guinea, Louisiade Archipelago, Woodlark Island
収集者小嶺 磯吉
寄贈者松江春次
執筆者1臺浩亮
解説1 硬質黒色の一木より削り出された彫像。おそらく女児を模した像であろう。像全体は丹念に磨かれ光沢がある。下方に伸長する腕は胴体や脚に対して極端に細く表現される。口元から頬にかけて伸びる渦巻紋は刺青を表現したものであろうか。また額や胸部、腕には同一の文様構成からなる意匠が線刻される。これもまた刺青か装飾品を表現したものであろう。線刻には石灰が擦り込まれており、この技法はウッドラアク島が属するマッシム地域の彫刻に広く認められる特徴である。本資料の用途は不明だが類例には住居の守護を目的とする呪術を行う際に使用されたとの記録が残される。
過去に出品された展覧会「現代の眼-原始芸術から」(国立近代美術館、1960年6月11日~7月17日)
「文化人類の宝庫 ニューギニア芸術展」(上野松坂屋新館5階、1962年9月11日~16日)
本資料の掲載書籍南の會 1937『ニウギニア土俗品図集(上)』南洋興発株式会社、p. 124, 127 資料番号500 第25図・第51図
国立近代美術館編 1960『現代の眼-原始芸術から』
読売新聞社 1962『文化人類の宝庫 ニューギニア芸術展』
土俗品図集No.500

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