略歴・解説
大正末年頃（1925～26）刈羽郡内郷村にいち早く婦人会を設立。婦人選挙活動が白眼視される中で、昭和5年中央の市川房枝、新潟の小出ちか子らを迎える会場探しに奔走して、諏訪町公会堂で「婦選獲得同盟」刈羽支部発会式を挙行。昭和5年東京で開かれた第1回全日本婦人参政権獲得大会に参加。翌年決議案の実行委員、会計監査に推されるなど、中央舞台でも活躍。しかし軍靴の足音の高鳴りを共に運動も下火。戦後、新日本婦人同盟ができると県婦人連盟副理事長・同刈羽郡会長となる。昭和32年柏崎刈羽自由民主党の婦人部長を歴任。その陰に内郷村長であった夫田中季次郎の日記から妻への理解がうかがえる。
