略歴・解説

1927年、東京都に生まれる。＊本名・鈴木揫治。1949年、東京日日新聞社嘱託社員となり、漫画「ポン君カン君」『東京日日新聞』を連載。＊55年退職。1956年、真鍋博、井上洋介、久里洋二と「四人の会」を結成、同人誌『がんま』創刊。1958年、堀内誠一の勧めで絵本『がんばれさるのさらんくん』（文・中川正文，こどものとも24号,　福音館書店）の絵を担当。1959年、『おしゃべりなたまごやき』（文・寺村輝夫，こどものとも25号，福音館書店）で第5回文藝春秋漫画賞受賞。1961年、イタリア国際漫画サロン国際漫画賞受賞。1967年、第1回ブラティスラヴァ世界絵本原画展に『プラテーロとわたし』（著・J.R.ヒメネス，理論社）を出品。1969年、『よるのわたしのおともだち』（文・今江祥智，世界出版社）で東京イラストレーターズクラブ賞受賞。1974年、日本国際児童図書評議会オナーリストに選ばれる。『おしゃべりなたまごやき』（改訂版）で国際アンデルセン賞国内賞受賞。1977年、『はるですよふくろうおばさん』（講談社）で第8回講談社出版文化賞絵本賞受賞。1981年、『キャベツくん』（文研出版）で第4回絵本にっぽん大賞受賞。1984年、『ぞうのたまごのたまごやき』（文・寺村輝夫，福音館書店）で第33回小学館絵本賞受賞。1994年、紫綬褒章受章。『こんなことってあるかしら？』（クレヨンハウス）で第41回産経児童出版文化賞美術賞受賞。1996年、個展（氷上町立上野記念美術館、他）。1998年、絵本原画の世界展「こどものとも」の絵画表現（宮城県立美術館、他）。『ゴムあたまポンたろう』（童心社）で第4回日本絵本賞受賞。2002年、第37回エクソンモービル児童文化賞受賞。個展（ふくやま美術館）。2005年、『ないた』（文・中川ひろたか，金の星社）で第10回日本絵本大賞受賞。2006-07年、個展（ちひろ美術館、刈谷市美術館、他）。【『刈谷市美術館収蔵作品目録』（発行：2013年3月）より】