田島征三

作者名(よみ)たしま・せいぞう
生年(西暦)1940

略歴・解説

1940年、大阪府堺市に生まれる。*高知で幼少期を過ごす。絵本作家の田島征彦は双子の兄。1959年、上京し、多摩美術大学図案科入学。*62年卒業。1960年、第1回全国既成観光ポスター展で金賞、特別賞受賞。1962年、多摩美術大学の卒業制作として手刷り絵本『しばてん』出版。児童文学作家・今江祥智と出会う。1964年、大島哲以、中村正義、山下菊二、斎藤真一との交流がはじまる。1965年、『ふるやのもり』(再話・瀬田貞二,こどものとも106号,福音館書店)刊行。東京イラストレーターズクラブに参加。1969年、『ちからたろう』(文・今江祥智,ポプラ社)で第2回ブラティスラヴァ世界絵本原画展ゴールデンアップル賞受賞。東京都西多摩郡日の出町に転居し、自給自足の生活をはじめる。1974年、『ふきまんぶく』(偕成社)で第5回講談社出版文化賞受賞。中村正義、山下菊二、斎藤真一、星野眞吾、大島哲以、佐熊桂一郎と人人会を結成、第1回展に出品。*92年第18回展まで出品。1988年、『とべバッタ』(偕成社)で第11回絵本にっぽん賞受賞。*翌年同書で第38回小学館絵画賞受賞。年鑑イラストレーション作家賞受賞。1990年、「日の出の自然を守る会」結成、日の出町廃棄物巨大処分場建設反対運動を行う。1998年、静岡県伊東市に転居、木の実を素材にした作品制作を本格的にはじめる。2002年、中村正義と交友の画家たち展(刈谷市美術館)。2005年、田島征三・谷川晃一・宮迫千鶴三人展(練馬区立美術館)。2006年、田島征彦と田島征三の半世紀展(高知県立美術館、他)。2009年、第4回越後妻有アートトリエンナーレに「絵本と木の実の美術館」開館。2011年、個展(ふくやま美術館)。2012年、第5回越後妻有アートトリエンナーレ。【『刈谷市美術館収蔵作品目録』(発行:2013年3月)より】

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