斎藤真一

作者名(よみ)さいとう・しんいち
生年(西暦)1922
没年(西暦)1994

略歴・解説

1922年、岡山県倉敷市に生まれる。1948年、東京美術学校師範科卒業。静岡市立第一中学校に赴任。*以後、岡山の中学校や静岡の高校などで教鞭をとる。第4回日展に初入選。1952年、第38回光風会展。*57年第43回展でプールブー賞受賞。1959年、渡仏。*滞欧中に藤田嗣治と親交を結ぶ。1960年、個展(文藝春秋画廊,東京)。1961年、藤田嗣治の助言で津軽を訪れ、古老から瞽女のことを教えられる。1962年、瞽女を描きはじめる。1965年、円形タブロォ展(不忍画廊,東京)
。1971年、第14回安井賞展で佳作賞受賞。18年間勤めた静岡県立伊東高校を退職。1973年、『瞽女=盲目の旅芸人』(日本放送出版協会)で第21回日本エッセイストクラブ賞受賞。『越後瞽女日記』(河出書房新社)でADC賞受賞。映画「津軽じょんがら節」(監督・斎藤耕一)の挿入絵を制作し、考証にあたる。1974年、中村正義、山下菊二、佐熊桂一郎、星野眞吾、大島哲以、田島征三と人人会を結成、第1回展に出品。*79年5回展まで出品し、退会。1982年、個展(ナビオ美術館,大阪、他)。1987年、著著『絵草子 吉原炎上』(文藝春秋)、『明治吉原細見記』(河出書房新社)が映画化され「吉原炎上」(監督・五社英雄,東映)として上映。1993年、出羽桜美術館分館・斎藤真一心の美術館が開館。1999年、個展(東京ステーションギャラリー)。2002年、中村正義と交友の画家たち展(刈谷市美術館)。2003年、個展(岡山県立美術館)。【『刈谷市美術館収蔵作品目録』(発行:2013年3月)より】

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