略歴・解説

1932年、東京都に生まれる。1944年、母の郷里、岩手県二戸市に疎開。1956年、東京藝術大学美術学部図案科卒業。味の素広告部制作室に入社。＊～58年。1958年、河野鷹思を中心とする（株）デスカの設立に参加。第8回日宣美展で特選受賞、会員となる。1959年、（株）デスカを退社し、フリーのグラフィックデザイナーとなる。「グラフィック21の会」に参加。1961年、欧米旅行、イタリア・ミラノでブルーノ・ムナーリのアトリエを訪問。1965年、グラフィックデザイン展「ペルソナ」（銀座松屋）に出品し、翌年の第12回毎日産業デザイン賞受賞。1967年、日本万国博覧会公式ポスターの指名コンペに参加。採用され、脚光を浴びる。1975年、《VICTORY1945》でポーランド戦勝30周年記念国際ポスターコンペ最高賞受賞（ワルシャワ）。1976年、芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1977年、第23回文芸春秋漫画賞受賞。1978年、JAGDA理事就任。＊2000年会長。1980年、講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。1981年、東京藝術大学デザイン科助教授。1986年、第28回毎日芸術賞受賞。1987年、日本宣伝賞第8回山名賞受賞。1997年、ニューヨークADC名誉の殿堂賞、通商産業大臣デザイン功労賞受賞。紫綬褒章受章。1999年、福田繁雄デザイン館開設（二戸市立シビックセンター，岩手）。2001年、福田繁雄展《終わりの始まり》福田美蘭展《99年から新作絵画まで》（世田谷美術館）。2007年、福田繁雄設計藝術館（東方技術学院，台湾）開設。2011年、ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展（三重県立美術館、ほか）。【2022年3月作成】