玉泉院丸北(色紙短冊積)

大分類石垣
中分類二ノ丸
石垣ID2640S
種別近世
形式切石積
資料解説玉泉院丸東側中央に位置し、石垣を庭園の景色に取り込んだ玉泉院丸庭園にあって一際特徴的な存在の石垣である。現況の石積は寛文期(17世紀後半)の特徴を示す。
方形(色紙)や長方形(短冊)の大形の石を多用し、その間をやや小粒で多角形の石を配置することで、石垣自体に滝の流れを想起させている。実際、上部に黒色の坪野石を用いたV字形の石樋をはめ込み、発掘調査で確認された直下(落差約9m)の滝壺に落ちる仕掛けとなっている。

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