photo: Keizo KIOKU

一字一石・成敗

作家名(日)チウ・ジージエ(邱志杰)
作家名(英)QIU Zhijie
制作年2018
素材・技法インク / 石
サイズサイズ可変
著作権表示©︎QIU Zhijie
収蔵年2022
受入方法寄贈
解説1969年福建省(中国)生まれ。

1992年杭州の浙江美術学院版画科を卒業。幼少の頃から書、篆刻、水墨画を学び、中国の伝統文化への理解を素地にした作品に最大の特徴が見られる。文化大革命の時代に幼少期を過ごし、青年期に1989年の天安門事件を経験したことが作品に強い影響をもたらしている。

《一字一石・成敗》は、金沢市寺町の承証寺にある幕末の武士・福岡惣助の墓に、彼の母が納めた一字一石経(石に1文字ずつ経典を写経したもの)の供養塔があったことに着想を得た。本作に使われた文章は、1898年に日本に亡命した政治家・学者、梁啓超による『自由書』からの「論成敗」。清での改革運動を経て、明治維新後の日本で言論運動を展開した梁が、期待しなければ成功を、恐れなければ失敗を感じることはないと、大事に対しての覚悟を記した文章である。1文字ずつ600以上の文字を篆刻した石は、ばらばらに分散させて展示される。

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