Find the End: A Fluxgame
| 作家名(日) | ジャック・コークス農業組合 |
|---|---|
| 作家名(英) | Jack Coke's Farmer's Co-op |
| 制作年 | 1969 |
| 素材・技法 | プラスティックケース、綿紐、紙製箱 |
| サイズ | 箱:H2.5 × W14 × D11cm (ケース:H1 × W10 × D12cm) |
| 収蔵年 | 2022(作品購入年月日:2022/03/10) |
| 受入方法 | 購入 |
| 解説 | 1967年頃から活動。 1967年、フルクサスを主導するジョージ・マチューナスは、作品アイデアの入った小包を受け取る。マチューナスは当初、これは実験映像作家ポール・シャリッツによるものだと勘違いした。しかし、シャリッツとの往復書簡の中で、これらのアイデアがセント・ クラウド州立大学(米国)にて、シャリッツと共に教鞭を執っていたジャック・コークの教え子たちによるものであることが判明する。コークはフルクサスの作品に感銘を受け、学生たちに自分たちで作るように指示していた。シャリッツの提案により、セント・クラウド州立大学の学生たちのほとんどが農場出身であることから、これらの作品の作家クレジットは「JACK COKE’S FARMER’S CO-OP/ジャック・コーク農民組合」となった。つまり、これはマチューナス、シャリッツ、コークおよび無名の学生たちを含むアーティ ストコレクティブといえよう。 本作は、白いプラスチックケースの中に細い紐がランダムに丸められ絡まり詰め込まれており、ケースのラベルには「FIND THE END /端を探せ」という言葉が印刷されている。その言葉と紐の状態は、不条理な問いかけや哲学的な謎として立ち現れる。なお、ラベルデザインはマチューナスによるもので、彼の解釈によってコークの学生たちによる本来のアイデアとは異なるエディション作品として発表された。また、 本作は収蔵作家の塩見允枝子が所蔵していたもので、 1960年代に誕生した国際的で領域を越境する芸術運動であるフルクサスの活動の広がりを示すものである。 |
