移住を生活する2015.5-2018.9
| 作家名(日) | 村上慧 |
|---|---|
| 作家名(英) | MURAKAMI Satoshi |
| 制作年 | 2015-2018 |
| 素材・技法 | ミクスト・メディア(発泡スチロール、木材、ガムテープ、水性塗料、油性マジック、金具、反射板、ヨガマット等) |
| サイズ | サイズ可変 |
| 著作権表示 | © MURAKAMI Satoshi |
| 収蔵年 | 2019(作品購入年月日:2019/03/08) |
| 受入方法 | 購入 |
| 解説 | 1988年東京都(日本)生まれ。 2011年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。同年に東日本大震災が発生したことが重なり、土地や家に縛られる社会システムへの疑義を作品化するため、 2014年4月から発泡スチロール製の家に住み移住し続けるプロジェクト「移住を生活する」を開始した。 ドローイング、パフォーマンス、映像、彫刻、日記、 小説、対談など、プロジェクトを構成するメディウムや表現の形態は異なるが、いずれにおいても人々の暮らしに関心を寄せ、既存の社会構造を相対化する手立てを探り続けている。 「移住を生活する」は、大人ひとりが横になれるだけの最小限のサイズの家を自身で担ぎ、歩いた先で家を置かせてもらうために土地の所有者と交渉し敷地を借りながら引っ越しを繰り返すプロジェクトである。 コンビニ、銭湯、役所など、街のインフラを使って一時的に居住し、土地や出会った人々の様子や風景をド ローイングや日記に書き留めている。《移住を生活する 2015.5-2018.9》は、2015年から2018年まで暮らした2代目の発泡スチロールの家と179枚に及ぶ家のドローイング、村上が歩いた道のりを辿った地図、 家を置くために借りた敷地の写真、道中の様子を記録した映像によって構成されている。1990年代バブル 経済期に、不動産の所有を奨励し経済発展を目指してきた近代化の進歩史観への批評や、時間と空間を「間借り」することによってコミュニティと個の関係を再考する建築の可能性をも内包する作品である。 |

