© KOIE Makiko
From the series “P”, P-30
| 作家名(日) | 鯉江真紀子 |
|---|---|
| 作家名(英) | KOIE Makiko |
| 制作年 | 2001 |
| 素材・技法 | 発色現像方式印画 |
| サイズ | H120 × W360cm |
| 著作権表示 | © KOIE Makiko |
| 収蔵年 | 2008 |
| 受入方法 | 購入 |
| 解説 | 1969年京都府(日本)生まれ。 1993年京都市立芸術大学卒業。鯉江は1990年代より一貫して、群衆のシリーズや自然のシリーズなどの写真作品を制作している。これらの作品では、物質的に対象が捉えられているというよりはむしろ、イメージの重なりや、繊細な諧調の色彩が用いられることにより、心象風景のような世界が生み出されている。その静寂な画面は、目に見える世界の表層ではなく、目には見えない共鳴の瞬間を鮮やかに写し出す。 当館所蔵の「From the series “P”」と題された大画面の作品群に写るのは、競馬場や野球場などに集まった群衆である。鯉江はフィルムでの撮影、現像で微妙な色調整を繰り返すことで、作品に繊細な質感と奥行きを与える。人々の姿は左右に波打ち、顔立ちは見分けにくく、淡い色調の抽象絵画のような世界が広がる。そこには、群衆の、個を超えた共鳴が表れている。「整然」や「統一」といったイメージを想起させる熱狂する群衆を扱いながらも、表層的に完結させるのではなく、むしろ心象風景のような感覚的な世界へと変容させ、我々を意識の奥へと誘い込む。 |
