photo: FUKUNAGA Kazuo
AC-21
作家名(日) | KOSUGE1-16 |
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作家名(英) | KOSUGE1-16 |
制作年 | 2008 |
素材・技法 | 合板、鉄鋼、FRP、金具他 |
サイズ | H150 × W401.8 × D1082cm |
著作権表示 | © KOSUGE1-16 |
収蔵年 | 2008(作品購入年月日:2008/09/19) |
受入方法 | 購入 |
解説 | 土谷享:1977年埼玉県(日本)生まれ、高知県在住。 車田智志乃:1977年福島県(日本)生まれ、高知県在住。 アーティストユニットとして2001年より活動開始。 下町の、互いに助け合う親密な近所付き合いが今も残る東京の小菅(ルビ:こすげ)に住んでいた2人は、日常の身近な環境、現象、人々の繋がりを表現に取り入れた作品を制作している。制作ワークショップと大会の開催等の参加型のプログラムを通じて、鑑賞者が単に見るだけではなく、主体として参加し、様々な人々と出会い、場を共有し、互いに語り支え合う関係性の構築を目指す。さらに、その活動が美術施設の枠組みを超え、身近な場所で実践されることを試みている。 《AC-21》は、テーブル上で遊ぶ2人用のサッカーボードゲームを拡大し、巨大化したものである。棒を動かして選手を操作して遊ぶことができるが、サイズが大きいが故に、ひとりでは全ての選手を操作できず、他の人との連携プレーが必要となる。さらに、棒を動かすには、体全体を使って前後に走り回らなければならない。全体を俯瞰しながら手先で操作するゲームとも、自分自身が動き回る実際のサッカーとも異なる反応や予測、動作が求められる。題名の「AC」は、「アスレチック・クラブ」の頭文字であり、作品を通してクラブ的な環境を生み出すことを目指している。一方的に与えられる参加体験型作品ではなく、人々が自ら制作に参加し、支える美術を目指す作品である。 |