photo: KIOKU Keizo

無重力性と透明性

作家名(日)妹島和世+西沢立衛/SANAA
作家名(英)Kazuyo SEJIMA + Ryue NISHIZAWA / SANAA
制作年2002
素材・技法アクリル
サイズH260×φ430cm
著作権表示© Kazuyo Sejima + Ryue Nishizawa / SANAA
収蔵年2007
受入方法寄贈
解説妹島和世:1956年茨城県(日本)生まれ、東京都在住。
西沢立衛:1966年神奈川県(日本)生まれ、東京都在住。
建築家ユニットとして1995年より活動開始。

妹島は1992年より、西沢は1997年より単独の設計事務所でも設計を行っているが、1995年以降SANAAの名称で多くの共同設計を行う。ガラスや白い壁面を多く用い、装飾や建築的な形体を極力排した、抽象的でシンプルな空間デザインを特徴とする。金沢21世紀美術館、ニューヨークのニュー・ミュージアム、ランスのルーブル美術館分館など、美術館の設計も多い。

透明アクリルを用いた円筒形の立体作品。厚さ4センチメートルのアクリルの表面を研摩して厚みを変えることにより、透かし見る風景が歪む。円筒の周囲を移動するにつれ、反対側に現れる形状は、重量を持たない映像であるかのように変化する。設計する建物に透明な素材を多用するのはSANAAの特徴のひとつだが、その使用方法には、初期の、存在感をなくす使用法から、ガラスを不透明な壁と等価に考え、反射や歪みなど、その物質的な特徴を際立たせるような使用法への広がりが見られる。本作品はその移行期に作られたもので、SANAAの透明性についての考え方の深化を見て取ることができる。

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