© Atelier Bow-Wow

ファーニ・サイクル

作家名(日)アトリエ・ワン
作家名(英)Atelier Bow-Wow
制作年2002
素材・技法改造自転車、改造三輪車、DVD
サイズチェア・サイクル:H137 × W112 × D286cm、テーブル・サイクル:H100 × W60 × D210cm
著作権表示© Atelier Bow-Wow
収蔵年2007
受入方法寄贈
解説塚本由晴:1965年神奈川県(日本)生まれ、東京都在住。
貝島桃代:1969年東京都(日本)生まれ、同地在住。
建築家ユニットとして1992年より活動開始。

住宅から都市計画に至る環境デザイン、都市調査の出版、家具のデザイン、美術作品の展覧会への出品、大学での教育など多彩な活動を行う。ユニット名の「ワン」は犬の鳴き声に由来する。様々な機能、形態が混在する都市の状況を分析し、環境の特異性を活かした設計が特徴。金沢では、2007年に町家の調査を実施、翌年町家の改修を行う。

上海ビエンナーレ参加時、上海の都市の調査に基づき制作された。上海では自転車が移動だけでなく様々にカスタマイズされて荷物の運搬に用いられていること、食事、憩い、ミシンがけなど多くの家事が路上で行われていることに注目し、上海での自転車の使われ方と路上の家具の使われ方を調査。《ファーニ・サイクル》は、この調査に基づき、椅子、テーブル、ベッドなどの家具(ファーニチャー)と自転車(サイクル)という異なる2つの機能を合体させた美術作品。自転車として移動し、路上で組み合わせることによって、生活の場が出現する。街路の様々な使われ方を示すことにより、公共空間の在り方を再考させる作品である。

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