photo: KIOKU Keizo

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作家名(日)マチュー・ブリアン
作家名(英)Mathieu BRIAND
制作年2004
素材・技法小型カメラ、ヘッドマウント、ヘッドフォン他 ヘッドマウント・ハンドボックスデザイン:大河原邦男 製作:プレゼンスウィル
著作権表示© Mathieu BRIAND
収蔵年2004
受入方法購入
解説1972年マルセイユ(フランス)生まれ、パリ在住。

最新の映像機器やコンピュータを使って、観客の知覚を拡張したり、攪乱するような作品を制作する。作家が幼少期から親しんできた、マンガや映画に描かれる「未来」のイメージを頻繁に参照しつつ、観客が体験可能なインスタレーションを多く制作する。2004年のリヨン現代美術館での大規模な個展以降、コンピュータを使わない体験型作品にも制作の幅を広げているが、観客の知覚を作品制作の原点とすることでは一貫している。

小型カメラの付いたヘッドマウントを使って他の観客と視聴覚を交換する作品。ヘッドマウントを装着し、手に持ったジャックを館内に設けられたコネクターに抜き差しする。それによって、他の観客のカメラが捉えた映像や、館内15箇所に取り付けられたカメラが写したものを見ることができる。抜き差しによって映像が切り替わるばかりでなく、他の観客が抜き差しすることで、自分の映像も切り替わってしまう点がこのシステムの特徴で、コントロールしきれない視覚の混乱を体験することになる。ヘッドマウントは、「機動戦士ガンダム」のメカ・デザインを担当した大河原邦男がデザインした。

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