桜島湯ノ平

作品名(ヨミ)サクラジマユノヒラ
作品名(総称)桜島湯ノ平
作家田村一男 タムラカズオ
制作年(西暦)1986
材質・形状・技法油彩・キャンバス
形状(縦・高さ)cm89.4
形状(横)cm145.5
美術館分類コードO-116-004
作品解説田村は、東洋美術という広い背景と歴史をくぐり抜け、西欧にぶつかり、その果てに新しい油絵の世界を生み出しながら、日本の山岳風景を今も描き続けている。山岳の中でもとりわけ桜島を好み、ときに明快に、ときに情念を秘めた自然の姿として描出しているのである。本作の「桜島湯ノ平」は画面の中央をやや斜め横に区切る前方の山の稜線(りょうせん)と広い空を描いている。これは田村芸術を特徴づけているもので、これまでも大空と大地とが2つに分割された画面構成をなしている。作書の言葉に「秋から冬の静かな寂しい時期の風景が絵になる」とある。画面の寡黙な構成と日本画の顔料を丹念に積み重ねた日本画風のマテリアルは、より深い静けさを感じさせているのである。

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