松に麒麟の図

作品名(ヨミ)マツニキリンノズ
作品名(総称)松に麒麟の図
作家木村探元 キムラタンゲン
制作年(西暦)不詳
材質・形状・技法紙本墨画淡彩・軸装
形状(縦・高さ)cm135.8
形状(横)cm83.5
美術館分類コードJ-064-003
作品解説麒麟は聖人の出る前に現れると言われており、画題としては古来、吉兆を示すものとして多く描かれている。本図では更に松と笹(竹)も配されていて、寿福を示す意味合いが強調されている。本図を描いた木村探元は、江戸時代中期に薩摩で活躍した狩野派の絵師である。狩野探幽に私淑し、よく探幽様式を学んでいる。後には雪舟に代表される室町水墨画や中国の宋元絵画の技法などを取り入れている。89歳という長い生涯のうちに多くの個性的な作品を残しており、その名は薩摩だけではなく全国に知られるようになった。探元の画風は多様性を示しながらも、一本筋の通った剛直性を持っている。本図に見られる麒麟は何らかの粉本(絵手本)によって描かれたものと考えられるが、決して形式化に陥らない躍動感がある。画面の前面に大きくうねる松樹の表現も力強く、探元の力量がいかんなく発揮された作品といえる。

PageTop