桜島

作品名(ヨミ)サクラジマ
作家青山義雄 アオヤマヨシオ
制作年(西暦)1952
材質・形状・技法油彩・キャンバス
形状(縦・高さ)cm72.7
形状(横)cm90.9
美術館分類コードO-250-002
作品解説 27歳で渡仏した青山は、その人生の大半をフランスで過ごした画家である。マチスに「この男は色彩をもっている」と称賛されたことから、マチスに作品を見てもらいながら約30年間交流し、豊かな色彩による絵画世界を確立していった。一時帰国をしていた時期は、彼の良き理解者であった梅原龍三郎が桜島を繰り返し描いていた頃でもあり、度々同行して桜島を描いている。
 本作品については、匠秀夫(当時茨城県近代美術館館長)が「5度目の桜島行きで、紺青の海ごしに夕陽を浴びた赤い桜島が豪快に聳え立つ30号の《桜島》を国画会展に出品したのを名残として、1952年5月、フランスに帰って行く。」(中村彝賞受賞記念展図録「色彩の魔術師-青山義雄」、茨城県近代美術館1995年)と記述があり、号数・内容等符合する部分が多く、1952年1月下旬に鹿児島を訪れた際に描かれ、第26回国画会展に出品されたものである可能性が高い。
 手前の街並み、錦江湾、そして桜島の麓まで既に夕闇に覆われ、桜島だけが夕日に染まって朱色に輝いている。穏やかで温かみのある色調の組み合わせの中にも色彩画家として名をはせた青山の力量を感じさせる作品であり、青山が描いた桜島の代表作といえる。

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