噴煙の桜島

作品名(ヨミ)フンエンノサクラジマ
作家藤本東一良 フジモトトウイチリョウ
制作年(西暦)1972
材質・形状・技法油彩・キャンバス
形状(縦・高さ)cm41.2
形状(横)cm32.0
美術館分類コードO-287-001
作品解説藤本は、1953(昭和28)年から2年間、フランスへ留学している。フランスではキュビスムや構成主義などの強い影響を受け、帰国後、形態は単純化され、画面分割を強く意識した構成の作品が目立つようになった。その傾向は徐々に和らいでいくが、本作品では噴煙を曲線や直線など幾何学的な形態へ単純化させながらも、素早いタッチで描くことで強い風で流される噴煙や大気の動きを捉えている。複雑でダイナミックな噴煙の動きを強調する試みを顕著に見て取ることができる作品であり、藤本にとって桜島との出会いは静から動へ、表現の幅を大きく広げるキーポイントとなるものであったと考えられる。なお、本作は、改組第4回日展出品作《爆雲桜島》の習作と考えられるが、桜島を目の前にし、現場で捉えた印象を一気呵成に描いた本作の方がより動的に表現されている。

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