黄昏の華

作品名(ヨミ)タソガレノハナ
作品名(総称)黄昏の華
作家宍野寛 シシノカン
制作年(西暦)2006
材質・形状・技法油彩、アクリル・綿布、ボード
形状(縦・高さ)cm194.0
形状(横)cm162.3
美術館分類コードO-280-001
作品解説作者が高校の教師として生徒と接する中で、描きたかったという「今の女の子」の象徴的な肖像画である。ロリータ・ファッションの女性がふと垣間見せる虚無的な素顔が捉えられている。タバコを持つごつごつとした手は男性的に描かれている。ぶれた写真のように横方向の線が強調され、ピンボケした表現には、ドイツの現代作家ゲルハルト・リヒターのフォト・ペインティングの影響が見られる。作者は主観的な描写を抑えるために意図的に写真を使用しており、そういう意味では俳句などの客観性と通じる日本的な表現方法とも考えているという。また、この写真的な表現には、メディアや情報に流される彼女らの、はかなく虚無的な生き様が暗示されている。ここから「黄昏の華」というタイトルも付けられたようだ。一見、明るく柔らかな表現ながら、社会性の強い内容が込められている。

PageTop