桜島

作品名(ヨミ)サクラジマ
作品名(総称)桜島
作家香月泰男 カヅキヤスオ
制作年(西暦)1972
材質・形状・技法油彩・キャンバス
形状(縦・高さ)cm91.0
形状(横)cm60.5
美術館分類コードO-279-001
作品解説「正月上旬、積年の願いであった南九州への旅をした。女房同伴、末子運転での一寸見にはしゃれたドライブ旅行であった。」この時に見た桜島の印象を、香月は三点の油彩画に表現している。すべて、モノクロームの色調である。欧州留学でルネサンスの巨匠たちの単色画を見た画家は、従来からの考え方に自信を深め、「できるだけ特色ある絵具を一色か二色使えばいい」と後進にも語っていた。二年近くも抑留されたシベリア兵舎の壁の色であるイエローオーカーに、艶消しの質感を与える方解末(日本画の白い顔料)を混ぜて、下地を作る。そこに、郷里であり終の棲家ともなった三隅町(山口県)産の松炭を加えて練り上げた黒の絵具を、ペインティングナイフで押さえつけるように塗っていくという。桜岳をモチーフに、香月の絵画観がその典型的な手法によって表現されている。

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