聖顔

作品名(ヨミ)セイガン
作品名(総称)聖顔
作家ジョルジュ・ルオー ジョルジュ・ルオー
制作年(西暦)1939年
材質・形状・技法油彩・板
形状(縦・高さ)cm61.0
形状(横)cm54.5
美術館分類コードO-856-001
作品解説ルオーの作品のテーマは、娼婦や裁判官、道化師、風景画、宗教画の4つに大別できる。なかでもキリスト教のテーマは最も深く追求したもので、自らもキリスト教画家と名乗り、美術史上でも20世紀最大の宗教画家として位置づけられている。レゾネによると、「聖顔」のタイトルの作品は、1904~54年までの実に半世紀間にわたって約40点が描かれている。聖顔布の伝説は、茨の冠を被り十字架を背負ったキリストがゴルゴダの丘に向かう途中、ヴェロニカという女性がヴェールで顔の汗をぬぐったところ、キリストの顔が生き写しになったというもの。ルオーはこの奇跡に、神と人間の対話の象徴を見出しており、愛好したテーマの一つであった。本作は、ルオーらしい厚塗りの画面に力強い筆致が見られ、晩年の色彩の時代につながるカラフルな佳作である。シンプルな表現ながら、キリスト受難の悲劇が重厚感をもって伝わってくる。

PageTop