四天王(増長天)

作品名(ヨミ)シテンノウ(ゾウチョウテン)
作品名(総称)四天王(増長天)
作家新納忠之介 ニイロチュウノスケ
制作年(西暦)1939年頃
材質・形状・技法石膏
形状(縦・高さ)cm151.3
形状(横)cm63.0
形状(奥行き)cm56.6
美術館分類コードS-138-004(4)
作品解説これらは、風害により倒壊していた大阪四天王寺の五重塔再建を機に、焼失してから久しかった塔の本尊「四天王立像」を新納が1938(昭和13)年に復興するにあたって制作した石膏原型である。四天王寺は587(用明16)年の蘇我馬子(そがのうまこ)による物部守屋(もののべのもりや)討伐の時、聖徳太子(厩戸皇子(うまやどのみこ))が四天王像を造り、戦勝を祈願して建立を誓願した寺と言われる。戦いに勝利したので寺は約束通り建立された。このことから新納は、法隆寺金堂内の「四天王像」をもとに創意を加え(目や口の表情、邪鬼(じゃき)の形式など)、制作にあたっている。まずは粘土による塑像をつくり、これを型取りして石膏像とし、この石膏像を原型として星取り(採寸)を行い、11ヶ月という短期間で本像を制作している。材料として鹿児島の樟材を用いたといわれる貴重な木彫の仏像であったが、戦災により焼失している。現在は彩色された石膏像が太子殿に安置されている。四天王に踏みつけられた邪気の単純化されたフォルムや素朴な表情に新納らしい創意が色濃く感じられる。(H26年度小企画「没後60年 新納忠之介の功績」キャプション)

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